カウンセラーブログ

2016.11.08更新

こんにちは 志摩法律事務所の夫婦・離婚問題カウンセラー松本直美です

 

 

「あの人たちは共依存だよね」

 

 

という言葉を耳になさったご経験のある方も多いかと思います。

 

 

イメージとしては両者がべったりとくっついていて

 

 

離れないような状態を想像するかもしれません。

 

 


「自分は依存症ではないから関係ない」

 

 


と思われる方もいらっしゃると思いますが

 

 


共依存は非常に身近な人間関係のモデルでもあります。

 

 


知らず知らずに共依存になっていることも十分に考えられます。

 

 


また、離婚問題や不貞問題など

 

 

 

その根底に共依存が存在することも十分に考えられます。

 

 

その知識を得て

 

 

今抱えている問題に立ち向かう一助になればという思いから

 

 

生きづらさの根底にある共依存について

 

 

お話しを進めてみたいと思います。

 

 


共依存の英語での表記はCODEPENDENCE

 

 


COは「同じ」とか「仲間」の意味です。

 

 

COOP(生協)を思い出すとピンとくるかもしれません。

 

 

この言葉に

 

 

「依存」を意味する単語を付けて「共依存」と表記しています。

 

 

もともとはアルコール依存症の家族に向けられた言葉です。

 


アルコール依存については

 

 

アルコールを飲まずには多幸感が得られない状態から

 

 

やがて飲まないと自分を保っていられない状態になってしまいます。

 

 

家族は日常の習慣

 

 

価値観

 

 

人との繋がり

 

 

情緒的繋がりなど

 

 

すべてを依存症者に合わせて生活するようになってしまいます。

 

 

お酒を飲んで暴れる親を見て

 

 

びくびく過ごす子どもは「一次共依存」と呼ばれ

 

 

依存症者の配偶者を持ち

 

 

与えはいけないお酒を与えてしまう

 

 

お酒のために翻弄してしまう妻

 

 

(あるいは夫)を二次共依存と呼びます

 

 

二次共依存は子供時代から

 

 

同じスパイラルを繰り返すことも多く

 

 

もともとは一次共依存であったというケースが多いのが実情です。

 

 

さて、ここまでお読みになって

 

 

「うちの親はアルコール依存でなかったから、共依存は関係ない」

 

 

と思われる方

 

 

もう少しその結論を出すのをお待ちください。

 

 


アルコール依存から始まった共依存ですが

 

 

現代では

 

 

機能不全家族の元で育った子供時代を送り

 

 

何かしらの生きづらさを抱えている

 

 

子ども時代の家庭内トラウマを抱えた人を

 

 

「アダルトチルドレン」と呼び

 

 

その葛藤の中で構築される人間関係を共依存ととらえています。

 

 

アダルトチルドレンは

 

 

家庭内で親の暴力

 

 

親の不和、親の依存症

 

 

親の過干渉

 

 

親の兄弟間の差別など

 

 

多くの原因があるとされています。

 

 


その環境の中で

 

 

子どもらしさを封印して

 

 

親の期待に応える子どもであったり

 

 

優等生として振る舞ったり

 

 

張り詰めた空気を察知して身を潜めるようにやり過ごしたり

 

 

ある時にはピエロのように陽気に振る舞ったり

 

 

家族のマスコット的存在となり

 

 

家庭内の調整役をしようと試みます。

 

 

こうして生き抜いてきたスキルが

 

 

大人になっても身について離れないのです。

 

 

それはその人のお守りのようなものであり

 

 

生き方としての価値観として根深く存在しています。

 

 


大人になって

 

  

これらのスキルは様々な問題をはらむことになっていきます。

 

 


お酒、ギャンブル、薬物にのめり込む

 

 

 


脅迫的に仕事をこなす(ワークホリック)

 

 

 

恋愛依存、買い物依存、エクササイズ依存、などなど・・・

 

 

 

趣味の一線を越え

 

 

脅迫的にのめり込み

 

 

止めたくても止められない状態になっていきます。

 

 


そこまで自分を犠牲にして

 

 

仕事を一人で請け負う必要があるのかとか

 

 

なんで他人にそんなに入れ込む?

 

 

という仕事や恋愛の姿勢について

 

 

共通していることは

 

 

「他者から必要とされたい自分」です。

 

 

そしてその人たちは

 

 

「必要とされている自分が必要」なのです。

 

 


一体なぜ、そんなに人に必要とされることにこだわるのでしょうか?

 

 


おそらくは、幼少期の喪失感が源泉になっているかと思います。

 

 


親に認められたかった

 

 

褒めてもらいたかった

 

 

抱きしめてもらいたかった、・・・

 

 

喪失感は適切な愛情を注がれない子どものココロに

 

 

大きく影響していきます。

 


本当は100点を取ることなんて、どうでもよかった

 

 

でも、100点を取るとパパもママも機嫌が良くなるから

 

 

外で友達と遊ぶのを我慢して塾にも通って優秀な成績を取り続けたんだ

 


という子どもがいたとします。

 


この子どもは友達と遊ぶということを犠牲にして

 

 

親が喜ぶことを優先しました。

 

 

本当の自分のココロに蓋をして

 

 

偽りの自分を演じていくうちに

 

 

いつしか偽りの姿であることが

 

 

普通になってしまうのです。

 


この偽りの姿のまま大人になって、

 

 

大きなストレスを抱えたり

 

 

人間関係でつまずいてしまった時に

 

 

心と体のバランスを崩してしまうことも十分考えられます。

 


では、このような生きづらさを抱えた場合

 

 

どのように回復していくことが良いのでしょうか。

 

 


まずは、生きづらさを認識することです。

 

 

「良い子」「良い人」として

 

 

振る舞わなければならないことが辛いならば

 

 

それを「辛い」と感じることです。

 

 

「自分が辛いと思ったら、周囲に迷惑をかけるから」

 

 

という人がいます。

 

 

この考えは悪い考えではないですが、

 

 

自分を救うことが出来るのは自分しかいません。

 

 

周囲のことを思い

 

 

辛い状況から抜けきれないのではなく、

 

 

今の状態に留まりたいから

 

 

周囲の人を言い訳にしてしまうのです。

 

 

これは依存症においてよく言われる

 

 

「否認」という考え方です。

 

 

ご自身と向き合いながら

 

 

カウンセリングや自助グループに繋がって

 

 

回復を目指すことも必要となるでしょう。

 

 


どちらの手法も

 

 

「過去の生育環境」に触れていきます。

 

 


親からしてもらったこと

 

 

してくれなかったこと

 

 

多くの記憶を整理しながら

 

 

ご自身の人生の棚卸を行います。

 

 

私自身も

 

 

アダルトチルドレンの要素はあります。

 

 

これはカウンセラーになって気づいたことでした。

 


この学びがなければ

 

 

ずっと自分を解放してあげることが出来なかったと思うと

 

 

人生や生活の質まで変わってしまっていたな、怖くなります。

 

 


過去を振り返ることは優しい思い出ばかりではありません。

 

 

しかし、親にしてもらえなかったこと、されたこと、を

 

 

ずっと恨みつらみとして抱えていては

 

 

回復に時間がかかるように感じます。

 

 

現在抱えている生きづらさの因果を

 

 

過去の生育環境の中に認めながら

 

 

最終的に親と和解しなければ

 

 

なかなか今の自分を受け入れること

 

 

すなわちは、アダルトチルドレンからの回復

 

 

という目標に着地することが困難にも感じます。

 

 


私は、幸いにもカウンセラーとしての知識

 

 

そして自分をサポートしてくれる友人や知人

 

 

偶然にも起きた出来事(シンクロ)への気づきの数々が

 

 

私のアダルトチルドレンの回復を助けてくれました。

 

 


人は立ち上がる時には知識が必要であり

 

 

現実に起きている事柄から

 

 

何かしらのヒントを得ることがあります。

 

 

そのアンテナを常に張っておくことも大切な要素です。

 


ですから

 

 

必ずしも自助グループに繋がらなけば

 

 

回復しないものではないとも考えています。

 


誰もが100%子どもらしい

 

 

喪失感のない

 

 

健康的な家庭環境で育ったとは言い切れません。

 

 

アメリカの学者によると

 

 

96%は何かしらの共依存を抱えている

 

 

というデータもあるそうです。

 


それを生きづらさとして認識するか

 

 

何かしらを言い訳にして

 

 

止められない否認の状態を続けるかで

 

 

人生の質は変わっていきます。

 


何かを我慢して育ったあの頃の自分は

 

 

本当は何がしたくて、何を言いたかったのでしょう?

 


大人になった自分があの頃の自分を抱きしめて、

 

 

育てなおしをすることが

 

ココロのリカバリーに必要なこととなっていきます。

 


その先に、離婚の回避があるかもしれない

 

 

不毛な人間関係をやめることが出来るかもしれない。

 


その選択はあなた自身しかできないことなのです。

 

 

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